鈴木満税理士事務所

税務、労務、法務、財務・・・〇務がついているものにはそれぞれ士業と呼ばれるプロがいます。
税務は税理士、労務は社労士、法務は弁護士、司法書士、行政書士がプロに当たります。
では財務は・・・といえば、
金融機関と経営者に任されているものになります。
身近な例でいうと、ご自身のお財布は想像いただければと思います。
自身のお財布は自分で管理され、入出金の記録は金融機関で行われますよね。
これと同じことの会社版が財務です。
自分のお財布のことといえば、自分で管理できるはず・・・その通りです。本来は管理できるはずなのです。
ただ、会社や事業主の場合はその財布が自分用ではなく、事業用の財布となり、そこにはたくさんの人が携わります。
この多くの人が携わることによって自分で管理できるはずだった財布が、わかりづらくなってしまうのです。
わかりづらくなってしまったまま、もしマイナスになっていることもわからず、『はっ』と気づいたときには知らないうちにお金が足りない・・・なんてことが起きてしまいます。前もって予算を組んでいたとしても、財布の中身を確認しないと気づけません。とはいえ、代表者や事業主は明日の利益を稼ぐためにそんな時間もないし、振り返ることもあんまりできないのが正直なところだと思います。
会社の財布を守るためには、実は振り返る事が一番重要なんです。会社にあった財布を機械化していて、自分仕様にカスタマイズしている人たちにはこんな悩みはないかもしれませんが、カスタマイズできていない経営者の方は、今一度会社の財布つまり財務内容について見直してみませんか。